人事・労務情報

01
20

採用のミスマッチをなくす方法

 

「ミスマッチをなくしたい!」

 

これはすべての採用担当者の切なる願いですが、現実には不可能です。

 

ならば、ミスマッチだと分かった後に、会社も社員も不幸にならないような道筋を考えておくというのが、現実的だし健全ではないでしょうか?

 

 

方向性は『(会社と社員が対等な立場での)トライアル雇用・・・・・ここにあるような気がします。

 

 

方法論は各社の状況によって相当工夫しなければならないと思いますが、
例えば、中途採用なら、

 

・まずは3ヵ月間の有期契約。終了時に双方が合意すれば、正社員としての契約をする
・それだけでは人が採れないので、有期契約中の給与は正社員の2倍の水準とする

 

といったやり方も考えられると思います(あくまで一つのアイデアです)。

 

 

問題のある人への対応には、直接・間接含めて莫大なコストがかかり、さらには対応が長引くほど本人にとっても不幸なことになるというのは、多くの方が実感していることではないでしょうか。だったら、初めからリスクヘッジのためのコストを採用段階で織り込んでおくという考え方もできるでしょう。

 

 

日本の雇用慣行や労働市場の中では、決して簡単ではありませんが、特にミスマッチが顕在化して困っている会社はトライしてみる価値があると思っています。