人事・労務情報

03
20

今年の採用活動はどうなるのか

 

24年春入社 採用活動延期の動き
東日本大震災で被災した学生に配慮し、平成24年春入社の新卒採用選考の時期を遅らせる動きが大手企業に広がっている。4月から始まる予定だった面接などの選考を5月以降に先送りする。日本経団連は震災で被災したり影響を受けたりした学生に配慮するよう、会員企業に要請しており、各社とも学生に不公平感が生じないようにする必要があると判断した。
イオンは4月1日に予定していたグループ合同の採用説明会を、5月の連休明けに延期した。三井住友海上火災保険や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行は面接などの採用活動を5月以降に延期する。トヨタ自動車やパナソニック、シャープ、サントリーホールディングスなども6月以降に遅らせる。
4月から面接を始める住友化学は、被災者への面接を7月ごろまでのばす。ソフトバンクグループは被災地出身の学生について6月以降に改めて選考の機会を設ける。損保ジャパンは、被災地の学生を対象とする夏季採用の実施を決めた。
大手企業の多くは、学生からのエントリーシートの受け付けを3月末で締め切り、4月からは企業説明会や面接など採用活動を本格化させる予定だった。

上記はYahooニュースからの引用です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000093-san-bus_all

 

 

こんな時こそ、「紳士協定」によって秩序を保とうということですね。

 

ただ、これは全国採用を行う大企業の話、中小企業にとっては「被災地の学生に配慮して」とは言っていられませんし、どのような採用活動を行っていくかは非常に迷うところでしょう。

 

 

それにしても、ただでさえ就職難が大問題になっていた時期です。今回の震災の影響で企業の業績悪化・倒産増加は避けられませんから、これまでの想定を上回る就職氷河期に突入するのは明らかと言えます。

 

就職活動のスケジュールが後ろ倒しになることで、逆に焦りを募らせる学生も多いと思います。この問題に対応するためには、政府、経済界、大学が連携して「中小企業とのマッチングのしくみ強化」を行うしかないと思うのですが、それを望むのはムリなのでしょうか・・・・・?