人事・労務情報

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人事部の最大の罪とは

 

人事部で抱える課題が、年々複雑化してしています。

 

最近ではどこの会社も課題が山積みで、多くの人事担当者は戦略的に人事施策を考えるというより、日々発生する問題への対処に追われているのが実情ではないでしょうか。

 

そんな状況の中、人事部として最も注意したい、やってはならないことは何か—–

 

それは、忙しさにかまけて「気がついている課題を放置すること」だと思います。

 

放置されやすい課題としては、
●ちょっとした法令違反
●配置・任用のミスマッチ(特に管理職クラス)
●職場の成果に寄与しない問題社員への対応
などが挙げられると思います。

 

業績が伸び組織が成長している時なら、いつの間にか課題が解決していたということもあったかも知れませんが、右肩下がりの時代の中では、放っておけば問題が深刻化して将来に大きな禍根を残すことになる可能性が高いと言えるでしょう。

 

気がつきにくい潜在的な課題ならともかく、気がついている課題を長く放置することはとても罪が重いことだと認識し、一つ一つのことにきちんと取り組んでいける体制を作る。これが、今の人事部には求められていると考えます。